Kotaerareta Inori

嬉しいことも、悲しいことも、気持ちを正直に綴る日記

お袋の味

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みなさんにとって、お袋の味は何ですか?

 

意外と考えてしまうこともあるかと思います。

私も、コレっ!とすぐには出てきませんでした。

 

それでも母は聞くのです。

 

「帰ってきたら、何が食べたい?」

 

・・・笑。

 

 

あるとき実家に帰省すると、母は嬉しそうに『松前昆布』を作っていました。

「まだ早いかしら。今朝作ったばかりだから。」

とか何とか言いながら出してくれました。

 

それは翌日帰省予定の姉からのリクエストで、私の頭の片隅にもない品目でした。

しかし、言われてみると実家を出てからは口にすることがなく、昔から食卓にあったように思います。

それからというもの、お袋の味のひとつに『松前昆布』は数えられるようになりました。

 

時は経ち、心も満たす食を作ろうと考えたとき、それはすぐに候補となりました。

しかし、作り方がわからない。

母に聞くと昆布やスルメなどがセットになって売られており、調味料も添付されているから以外にも簡単に作れることが分かりました。

 

そして、ついに作ったのです。

 

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やっぱり、ごはんに合う!!

白菜と人参を好みで入れてもよいとあったので、母が作ったのには入っていたことを思い出し、入れてみました。

味付けも、添付された調味料以外にみりんやしょうゆを加えてもよいようで、完全再現とはなりませんでしたが、懐かしい味がしました。

 

そして、私も友人に言っていました。

「まだ早いかもしれません。急きょ、今朝作ったので。」

 

きっと、私も母と同じ様に微笑んでいたことでしょう。

誰かのために作り、少々の不安と期待が入り混じった待ち時間は何とも幸せな時間に感じました。

 

 

 

 

おまけですが、調べてみると「一週間冷所で保存して作る」とありました・・・。

作るのが今朝では、すでに遅すぎたんですね。笑

母がすべて正しいとは限らないと学びました。

 

でも、またひとつ友人と私の間にも思い出の食が増え、うれしく思っています。

 

 

 

For you

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私は就職を機に、実家を出て地元から離れました。

この地元から遥か遠く、だーれも知らない土地で、心を通わせることができる友人に出会えたことは幸運だと思います。

 

私たち三人は年齢が異なり、思考回路も似ているわけではなく、むしろバラバラで、共通の趣味に対する考え方も全く違います。

でも、違うことを面白いと捉えることができ、タッグを組むことで一人ではできないことを実現する力が生まれる。

互いにそんな存在であることが、私たちを結びつけているのかもしれません。

 

今回は、今年の春に友人の誕生日を祝ったときの料理を紹介します。

リクエストはピザだけだったので、それ以外は私ともう一人の友人の好みです。笑

 

料理は春の野菜を中心に。

・新玉と人参のコンソメスープ

・春野菜(じゃがいも、人参、ブロッコリー)のグラタン

・タラのソテー オレンジソース

・2種のピザ(トマトソースとジェノベーゼソース)

 

バースデーケーキはズコットに挑戦!ケーキポップも作りましたよ。

ちなみに、ティアラは友人が作りました。これは昨年のリベンジです。

 

 

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家庭料理ですが、友人を想って作った料理であることが意味を成すと思います。

楽しかった気持ちと美味しかった感覚が、いつかこの時を思い出させてくれることでしょう。

 

私たちは、人生の中でも変化の多いお年頃。

来年どころか、半年先だって見えません。

それでも、また思い出に残るような一日を過ごしたいなと思っています。

 

 

 

 

パンプキンドーナツより、かぼちゃどーなっつ

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さて、思い出のレシピ第2回目は【かぼちゃどーなっつ】です。

 

これは子供の時に、幼馴染のおうちで遊んでいたときにいただいたお菓子です。

ツナオニオンパンに続き、こちらもワクワク感がキーワードになってます。

そして、なんといっても驚き以上の衝撃がありました。

 

ある日友人の家で遊んでいると、友人のお母さんがどーなっつを作っているところを見せてくれることになりました。

油を使っているので、少し離れた後ろの方から眺めていた記憶があります。

見慣れないキッチンに広がるどーなっつの甘い香り、油の音、そしていつもと違う後ろ姿、、、。

それまでかぼちゃどーなっつを食べたことのなかった私は、純粋なワクワクだけではなく、疑いのような不安のような、複雑な心境でした。

 

そんな訝しんでいた私ですが、食べてみるとまさに衝撃をうけたのです。

 

「野菜なのに、甘い。美味しい。でも、かぼちゃの味がする!!色も黄色!?」

 

若干5歳にして、野菜の美味しさを知った瞬間でしたね。笑

きっと友人の誰も覚えていない出来事だと思いますが、私にとっては忘れられない美味しさでした。

 

このレシピはさすがの母もわからなかったので、ネットで検索しました。

丁寧に期待を込めて作ったのですが、やはりレシピが違うということで思い出とは違う味になってしまいました。

思い出のレシピはもっとオールドファッションのように固く、かぼちゃ感もあったように思います。

こちらのレシピはふわっとしたどーなつだったので、イメージとちがくなってしましました。

また、温度が低かったのか、油を吸ってしまったようなのでそれも反省点ですね。

 

でも、これも経験です!

次は、もっとイメージに近づけられるように改善します。

決して美味しくなかったわけではないので、その点は安心してくださいね。笑

 

 

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こちらの写真は、成型したところです。

本来なら、型抜きを使って中心に穴をあけますが、持ち合わせていなかったのでひとさし指で穴をあけ、指輪のようにして空中でくるくる。

意外とできるものですね。笑

いびつな感じも、また味わいがあります。

かわいいうちの子供たち♡

 

 

それでは、レシピです。

 

【かぼちゃどーなっつ】

≪材料≫ 20個

かぼちゃ  100g

薄力粉   160g

ベーキングパウダー 小2

バター   40g

砂糖    60g

卵     1個

 

≪作り方≫

1. バターは常温でおいて、柔らかくしておく。

  かぼちゃは皮を取り、600wで3~4分レンジで加熱し、フォークでつぶす。

2. バターを練り混ぜて、クリーム状にする。

  砂糖を2~3回に分けて入れ、白くふわっとなるまで混ぜる。

  さらに卵を少しずつ加え、混ぜ合わせる。

3. ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを入れ、ゴムベラで混ぜる。

4. かぼちゃを入れて混ぜ合わせ、ラップをして冷蔵庫で1時間休ませる。

5. 等分した生地をの一つを丸めて厚さ1cmに押し広げ、中央に指を入れてくるくる。

6. 170℃の油で揚げる。きつね色になるまで、2~3分。

7. 好みでシナモンや粉砂糖を振りかける。

 

 

ツナオニオンパンを作ってみた

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記念すべき第1回目は、【ツナオニオンパン】です!

 

なぜなら、このパンを食べたとき、とんでもなく感動したから。

実は、これは母と姉が作ってくれたものなのです。

自分で作ったわけではないので、どこか憧れのようなものがあったのかもしれません。

 

当時、たぶん私は小学生になるかならないかくらいで、姉が小学校高学年。

私はカウンター越しにキッチンに立つ二人を眺めていたことしか覚えていません!笑

当時の会話や情景など細かいことは全然覚えていないけど、できるまですっごくワクワクしたのと、「おいし~い」「すっげー」と、ただただ感動した記憶があります。

まさに、味だけでなく、感情を伴った美味しさでしたね。

 

 

 

なんて昔を懐かしみながら作り始めると、今のキッチンで初めてのパン作りに少々苦戦・・・。

だからか、なんてことない発酵に感動してしまいました。

 

               

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 (発酵前)                (発酵後)

 

 

ちょっと可愛すぎません!?うちの子!!笑

よくぞ、ここまで大きくなった!

 

パン生地も無事できて、具材は混ぜるだけだったので、焼いて完成~♪

しかし、巻く作業を甘く見てました(^^;)

焼いたら、生地と具材のバランスが悪いこと!!笑

つなぎ目も甘かったなぁ、膨らんでしまった・・・。

 

 

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と、反省も多々ありますが、食べたらやっぱりおいしい!

具材がしっかりした味付けなので、生地多めでも大丈夫でした。

 

写真中央の長細いパンは、具材を巻いた後切らずに焼いたものです。

母がメモしていたレシピでは、焼くのと切るのどちらが先かわからず、どっちもやってみました!

結果、切ってから焼く、が正解でしたね。笑

 

 

それでは、レシピです♪

 

【ツナオニオンパン】

《材料》

1. パン生地

強力粉 260g

塩   小1/2

たまご 1コ

砂糖  10g

牛乳  120cc

バター 20g

ドライイースト 6g

 

2. 具材

玉ねぎ 30g

ツナ缶 中1缶

パセリ 大2

マヨネーズ 大2

マスタード 小1

塩、胡椒、粉チーズ  適量

 

《作り方》

1. パン生地の材料をすべてまとめて、捏ねる→30~35℃で45分程度発酵させる

2. 2倍程度に膨らみ、指で穴が空くくらいになったら、ガス抜き

3. 長方形型(厚さ7~8mm)にのばす(今回の分量だと2枚分)

4. 手前2/3に具材を乗せ、引っ張り気味に巻く

5. 8~10等分に切り分け、溶き卵(卵1/2+水大1)を刷毛で塗る

6. 粉チーズを振り、180℃10分焼く

 

 

 

 

最後に、母にこのレシピを尋ねたとき、少し驚くことがありました。

母はレシピ集めが趣味と言うほど、作ったこともない料理までたくさんのレシピをノートに張り付けて保管してます。

 

その中で、一番最初がこのパンのレシピだったのです!!

初めての手作りパンということも、感動した要因の一つだったのかもしれませんね。

 

そして、母もこの時のことをよく覚えていると話してくれました。

同じように感動していたことを知って、同じ時間を過ごしてきたことを改めて感じ、実家が恋しくなったり・・・。笑

 

それにしても、このパンを最初に選んだ私は、母の血をしっかり受け継いでいるようです。

やる気だけはあります!

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唐突ですが、「心も満たす食」を目指して思い出の料理を作ってみることにしました!

まずは、自分が美味しかったものを思い出して、作ってみる。

 

きっと記憶に残っているということは、なにか感情の変化があったと思うんです。

美味しさと心の充足を結びつけるヒントが得られるかも!

なんてことは遠い先のことだろうけど、やってみないと諦められない性格でして。笑

 

 

どんなことをしたら、いつもの料理が特別に感じるのだろうか。

自分で作る?誰かに作ってもらう?初めて食べる?懐かしい味?

悲しいとき?落ち込んだとき?試合の前?ご褒美?・・・

 

 

味だけじゃなくて、なんか気持ちがあったかくなるような料理が作りたいなぁ。

とは言っても、調理の技術が今は趣味レベルなので、その勉強も始めました!

つまり、調理学校ですね。

仕事との両立がかなり難しいけど、これもやってみないことにはということで。

 

それに、やっぱり説明会に行ったりすると心弾んでしまうんです。

まさに歌いたくなるような、踊りたくなるような。笑

 

思い出の料理も調理学校もどうなるか全く読めませんが、挑戦です!!

上手くいかなくなったら、その時考えることにしよう。

 

こむぎの気持ち

自己紹介

 

理想を言葉にする前に、自分自身を振り返ってみた。

自分ってどんな人間なのか、何を大事にしてきたか・・・。

すると、自分を構成する大きく3つの要素に気付いた。

 

【 3つの要素 】

1. 家族

2. バスケ

3. 夢

 

1. こむぎ一家、ファイヤー!!

 

決して、実家が燃えているわけではない。笑

 

両親と姉、兄、私の5人家族。 

平々凡々な我が家だが、お互いを思いやる気持ちが強い家族である。

困ったときに頼るのはいつも家族で、相談することもされることも多い。

誰かがピンチの時こそ、我が家の団結力は発揮される。

しかし、常に仲良しではないところがまたちょうど良いのだ。

 

そして、脈々と受け継がれる生真面目さと冒険心。

世間の常識があってないようなものだと理解していても、気にしない訳にはいかない。

周りの評価を気にして、自己肯定が苦手なタイプ。

そんな安定を求める一方で少しスリルを味わいたくなり、結局、周りからすればアクティブ。

 

生きづらい性格だと思うこともあるけれど、でも、やっぱり

 

「大変だけど頑張ってるよ。」

 

という家族が好きである。

 

2. すべての道はバスケに通ず 

 

バスケは小学校から約12年続けていた。

“約” と言うのは、部活動として熱中していた時期もあり、サークルや社会人のクラブチームで好きにプレーしていた時期もあり、かたやコーチとして関わっていた時期もあるからだ。

 

いずれにしろ、私はスポーツとして鍛錬しただけでなく、生きていくために必要な礼儀や考え方をバスケから学んだ。

部活動は小さな社会だし、問題意識と解決方法の模索は上手くなるために自然とやっていた。

バスケから離れても、色んなことが勝手に結びついてくるのである。

 

中でも、一番鍛えられたのは ”貢献する” という意識だと思う。

貢献というと自己犠牲的な印象もあるが、そうではなく、自分がすべきことを認識して、その責務を全うするということだと捉えている。

 

人生も一人では生きていけず、何かしらの関わりが必ずある。

仕事でも、趣味でも、家族だって、一つのコミュニティであって、周囲と調和することで一人ではできないことを実現する力が発揮されると思う。

 

本当に大切なことを教えてくれた。

 

 

 

3. 食で心も満たす

 

食に関わった仕事をして生きていきたいと思っている。

しかし、何が一番好きかと聞かれると答えに困ってしまう。

好きなものが多すぎて決めかねているのではなく、こだわりがないのである。

捻り出した答えも大したものではなく、自分の知識のなさに落ち込むのだ。

 

でも、最近気がついた。

捻り出した答えには、食べ物だけでなく、必ず状況説明がついてくることに。

 

例えば、

 

「運動会で食べた、お母さんお手製のおいなりさん」

 

「お姉ちゃんが作ってくれた、玉ねぎとシーチキンが入ったパン」

 

という感じに。

 

 

私の興味があるのは、高級な食材でも超一流の技でもないのだとわかった。

 

”食べているものだけでなく、食べている時の感情が美味しさをつくっている”

 

食事の時の心境が美味しさを決める大事な要素だと思うから、そこまで含めた食の提供に携わりたい。

心も満たすって、そういうことなんだと思う。

 

やっと言葉にできた。

 

これを目標に、たどり着ける道を探すことにしよう。

 

 

 

終わりに。

 

振り返ってみると気持ちが整理されて、過去を見てきたはずが未来を考えていた。

自分のことがわかったようでわからないことも多いけれど、少なくとも現時点ではこんな心境でいる。

自己紹介と言えるのか疑問だが、自分が大切に思っていることは書けたように思う。

 

 

言霊を信じてみよう

言霊を信じてみよう

最近、長年やりたかったことが実現に向けて動き出した。

それは “調理学校に通う” ということなのだが、仕事も落ち着かない今、ましてや両立なんて無理だと思い込んでいた。

 

しかしある時、願望の一つとして人に話す機会があった。

そうしたら、その1ヶ月後には家族、上司の了承を得て、入学の手続きをしている。

こんなにトントン拍子に話が進むとは思いもしていなかったので、嬉しいというよりも驚いている。

 

そこで、ある言葉を思い出した。 

 

 

「やりたいことは言葉にするといい」

 

 

“できる人“ と形容するような人が教えてくれた。

自己主張が苦手な自分には当てはまらないと思っていたから、そのときはただその人を羨んでいた記憶がある。

 

タネ明かしをすると、今回のことはコーチングの先生に相談したからスムーズに進んだのだ。

相談とは言え、コーチングは基本的に自分の中に答えがあるもので、目標もアプローチも自分で言葉にする。

先生はそのお手伝いをしてくれるだけだ。

 

大事なことは、夢物語であれ、抽象的であれ、気持ちを言葉にするということ。

そして、それに対する客観的な意見を恐れないことだと思う。

わたしは批判されるのが怖かったから、自己主張ができなかったのだ。 

 

しかし、今回のことをきっかけに、悪いことばかりではないとわかった。

それ以上に、自分で無理だと思っていたことでも現実は違ったり、他人の知恵を拝借したらできることもあるのだと気付いた。

あれ?これが “できる人“ が言いたかったことなのかな。。。

 

言葉にするって、考えているだけじゃなくて、書いたり、話したり、一種の形にするから不思議な力が宿るのだと思う。

わたしにとって言霊は、言葉に宿る霊的な力というより、自分が言葉に託した願いという感覚に変わった。

 

だからこそ、自分に正直に、想いを込めて言葉にしていきたいな。

 

そこで、自分がこんな人になりたいという気持ちを言葉にすることにした。

これから少しづつ、綴っていきたいと思う。

これが第一歩であり、未来の自分となっていることを願っている。